グローバルに活躍されている日本人ビジネスパーソンの諸先輩方には、「若かりし頃から海外の情報や文化に触れ親しんでいたので、その後仕事上で海外と関係を持った際にも抵抗やメンタルブロックが少なかった」とおっしゃる方が沢山いらっしゃいます。
50代・60代、それ以上の大先輩方ですが、彼らからよくお話をお聞きしたのがAFN(かつてのFEN)の存在です。
AFNとは
American Forces Network Pacific
歌の歌詞にも度々登場することから、ミュージシャンの中にもFENで聴いた音楽に影響を受けて自身がミュージシャンになったという人も多いようです。ビジネスパーソンも同じでAFNを聴いていたので、外国人との話題には困らなかったとか、外国人とのコミュニケーションに抵抗が無かったという声も聞きます。
(おニャン子クラブの曲だそうで…存じ上げてませんでした)
?
確か今でも横須賀や沖縄等米軍基地のある街では受信できるとかで・・・今でも聴くことは出来るようです。当時は正に限られたメディアからの限られた情報源だったのでしょう。
それが堅苦しい情報ではなく、音楽といったエンターテイメントだったから気軽に抵抗なく楽しむことができたのではないかと思っています。
海外の情報を得るための「自身の情報ソース」を持つ
今は当然インターネットの時代です。海外だろうがどこだろうがフラット化した世の中の情報をその気になればいくらでも収集できます。この世の中の新しいツールを活用しない手はありません。
例えばラジオだってエンターテインメントだって世界中のものに触れることが出来ます。少し前までは、海外の文化ということで輸入されるものは、その多くが米国産、もしくは一度米国を経由して入ってくるものでした。それが今やアジアだろうがヨーロッパだろうがダイレクトに触れて楽しむことができますよね。
自分から取りにいけば幾らでも情報が入手できる世の中なのに、テレビのような旧来型のメディアからの情報を受動的に受け取り続けるだけは本当にもったいないです。もったいないだけではなく、情報が偏ってしまうというリスクすらあるのです。
日本の大震災の折、日本のテレビのニュースから流れてくる映像や情報と、海外のメディアのそれとでは大きな差があったことに気づき、それ以来テレビを捨てたという人も私の周囲には多いです。それくらい日本のメディアの情報は偏っている可能性があり、入手した情報ややみくもに信用するのではなくしっかりと判断する目を持たなければいけません(ネット情報や口コミも同じであることは言うまでもありません)
先日改めて共有した「ダボス会議」の「2020年以降世界で求められる10のスキル」の中には「クリティカル・シンキング」というのも入ってましたよね。