外資系企業でマネージャーをやっていると
ほぼ毎週のように入社候補者の面接をします。
最近増えているのが日本の大手企業からの
転職相談です。
日本の大手企業からの転職相談も多いですが
最近目立つのが日本を代表するような大手から
・今の会社は経営が危ない
・大規模なリストラをやろうとしている
・このままだとやばい
・早めに沈む前に安全な場所に避難したい
というような趣旨の転職面談です。???????????????????????????????????
直接は言わないもののよく話を聞いていると、
このような背景が感じられます。
年代も幅広いのですがこちらが心配してしまう
ような人が多いです。
今まで多かったのが
・今の会社で充分成果を出した
・次は外資系で自分の力を試してみたい
・もっと大きな収入を手にしたい
というような人たちでしたので、対照的です。
そんな人に限って、今の給料は維持したい、
ワークバランスを維持したい、福利厚生も・・・
と現実がズレているような意見が強いです。
一方で、自分の経歴を雄弁に語るだけで、
自分の強みや過去の経験を今後どう活かすか
将来的にどうなりたいか、等は不明瞭です。
正直現実と自らの置かれた立場がしっかりと
理解できていない人が多いと感じています。
自分の会社が危なくなる前に、自らの価値を
高める努力を怠り、現状から逃げの転職では
この人手不足・売手市場といわれる現在の
転職市場でさえも厳しいでしょう。
いや外資系以外であれば職を見つけることは
できても結局数年後におなじように転職活動を
することになるのではないでしょうか。
古いタイタニックを乗り換えて、新しい
タイタニックへ…乗り心地はどうですか?
(映画:タイタニックより)