さて2020年半ば外国人とビジネスの場で会話する際に少し気を使うのが「人種問題」ですかね。以前も当ブログ記事にて例の「#Black Lives Matter ブラック・ライブス・マター」の意味や背景について少し触れました。
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日本ですとそれでもまだ遠く離れた外国での出来事と捉えている人が多いようですが、ビジネスパーソンであれば実際の会話で話題に触れるかどうかはともかく背景は知っておかないと、会話の端々に出てしまうかもしれませんしね。
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先の記事で触れたように、無対応で静観したことでダメージに繋がった企業もあります。個人であれば、無知や無関心がそうなる可能性があるのです。
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ということでこの件、英語での報道記事等に関心を持って触れるようにしている人も多いのではと思います。
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私も努めてそのようにしていますが、このところよく目にする略語が気になっています。私もつい…あれ、何の略だっけこれ・・・となったものもあり、ご紹介します。
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STEMとBAME
バットマンの敵キャラ「ベイン」ではありません(CDコミックより)
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STEMは、「Science, Technology, Engineering Mathematics(科学・技術・工学・数学)」これらの教育分野を意味しています。
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つまりこれらの分野で一部のマイノリティの人々に教育機会や、その後の雇用機会が均等に与えられていないのでは・・・という議論があるのです。
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BAMEはとある記事では「Black and Minority Ethic(黒人やその他のマイノリティ人種)」と解説がありました。
黒人と言えば、正に今回の人種差別問題の中心と捉えられていますよね。
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ですが、他の記事では同じBAMEを「Black, Asian, Minority Ethic(黒人・アジア人とその他のマイノリティ人種)」
これで気づいた人もいらっしゃるかもですが、アジア人…つまり日本人も含まれます。
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今回の人種差別問題に関心が高い人も、差別してしまう側としての問題意識を持っていらっしゃる方が多く発言されている気がします。
ですが、同時に我々日本人も「差別を受ける側」としての視点もあるのです。
例えば米国に行けば、日本人であるアナタは当然「BAME」に含まれますよね。
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私自身正直、米国にて黒人の人から差別的発言を公の場で受けたことがあります。こうしたことを実際に体験するとこの問題に対する考え方も変わってくるかもしれません。
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この問題を考えてみるのは、差別する側・される側双方の立場で考えることが大事です。ちょっとカタいお話に聞こえるかもしれませんが、外国人とビジネスを行ううえでは非常に重要なポイントとなっています。
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