プレゼンや講演のあとには普通「質問タイム」ですよね。
この「Q&Aセッション」を英語でやるとしたらどうですか?
プレッシャーでしょうか?
(写真:アップル ウェブサイトより)
?
昨日英語でのプレゼンについて話したところ、反響を
頂きました。
確かに、プレゼン自体はひとりで黙々と練習できます。
スライドを作りこんで、ひたすら話す内容を暗記して、
壁に向かって繰り返し練習すればいいのです。
プレゼンの形にはなるでしょう。
ところがその後の「質疑応答」についてはどうですか?
以前とある日本の政府系機関の講演会に招待いただいた
ことがありましたが、とのとき耳を疑うことを言われました。
講演の後に「ご質問はありますか?」と講演者に聞かれても
質問しないでほしいとクギを指されたのです。
自分から「質問は?」と聞くポーズを示しておいて、何も
質問が出ないことを期待している・・・。日本人くらいでしょう。
おそらく海外では考えられないです。
外国からの講演者は皆日本ではやりにくいと言っています。
それは何も質問が出なくて会場が静まり返るからです。
他の国での講演では質問が出ないことなどまずないからです。
聴衆側も小さい頃から相手には質問をするように教育されて
います。「質問が何も無いとしたら、全て完璧に理解しているか
全く何も理解していないかのどちらだ」と言われます。
講演者も質問されることを期待し、喜んで質問に回答します。
実際にプレゼンや講演が一番盛り上がるのは、本編が終わり
質疑応答タイムに入ってからです。
なぜか日本人は質問したがらないし、質問されたくないと思い
人前で話しているケースが多いということです。
その理由はなんとなくわからないでもないですが・・・
このメンタルバリアを破らないと海外で信頼される
ビジネスパーソンにはなれないでしょう。