バーチャルが進む一方で見直される日本の○○
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自粛期間も徐々に緩和され、緊急事態宣言解除後徐々に経済が再活動しつつあります。ですが私の周囲では、オフィスでのフルオペレーションとして再開している企業はまだまだ少ない印象です。ある程度は、引続き在宅勤務(リモートワーク・テレワーク)が続きますし、New Normal(新しい常識)においてはこうした働き方は一部常態化されるとの見方が優勢ですね。
つまり、我々がこの自粛期間中に多用したオンライン会議・Web会議(ZOOM・Webexでの会議)のようなバーチャルでのコミュニケーションの機会は更に活用されることとなります。
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今回のコロナウイルス感染拡大の影響で、世の中は様々な点でデジタル化が加速したと言われています(余儀なくされたとも…)仕事の仕方だけでなく、エンタメや広くビジネス全般で活用されるようになったデジタルそして「ヴァーチャル」という概念。ではそれ以前の世界はどう呼ばれいたでしょうか?
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英語で言うと、バーチャルの反対語は?
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このバーチャルの反対語はどんな言葉を思い浮かべますか?
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そうですね・・リアル(Real)ですよね
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バーチャルが仮想世界ということですので、より現実でリアルなものということになります。
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実はもうひとつ覚えておいていただきたい言葉があります
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それは「フィジカル」です!
実際ビジネスの場ではよく耳にします。
スポーツでは選手のコンディション等、メンタルの対義語として使われますよね。
ではこの場合、リアルとどう使い分けるのでしょうか?
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具体的な「モノ」を指すのが「フィジカル」
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例えば米国のような海外ではCDやDVD等は店舗でほとんど見かけないのです。
私の知人の外国人は、昨年渋谷のタワーレコードの外観や店内を珍しそうに写真にとっていました。
「日本にはまだこんなもの(CD)売ってるよ!」
そうなのです90年代以降、とくに欧米では i-Tunesの成功の影響と言われていますが、CDショップは姿を消し、音楽ソフトの流通はほぼ全てダウンロードになりました。
(そのi-Tunesのビジネスモデルも既に過去のものですが)
配信・ダウンロードによって、CDという具体的な「モノ」は一部の国の市場ではとっくの昔に姿を消しているのです。
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ところが日本はどうでしょうか?CDショップはまだ立派に存在しています。
大阪・梅田のマルビルにある「Tower Record 梅田店」は未だに私のお気に入りの空間ですが、タワレコは本家米国では10年以上前に廃業しています(2006年に経営破綻)
そうなんですね~様々な業界内の背景等もあるようですが、日本では結果として存続しえおり、CD等の「モノ」は世界的には貴重な存在となっています。
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そして、アナログ回帰のムーブメントもあり、今やむしろアナログレコードやカセットテープが一部のマニアには人気アイテムになっています。?海外のレコードコレクターたちがこぞって日本にやってきては、中古レコード屋をあさっているという話も聞きます。
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そして、デジタルなものではないこれらの具体的な商品・アイテムが「フィジカル」と呼ばれるのです。
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外国人のミュージシャンが来日した際、自分の作品をCDで初めて見た!ということでSNSに投稿している姿を時々見かけます。「日本では僕の楽曲がフィジカルでも手に入るんだよ~」と嬉しそうな人もいました(確かカルビン・ハリスのようなDJや、ジャスティン・ビーバーのようなシンガーまで)
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今回のコロナウイルス感染拡大の影響で、日本の政府・行政・教育機関、日本企業、日本人のライフスタイルのデジタル対応の遅れが浮き彫りになりました。
世界に後れを取らないためには、急いでキャッチアップしないといけませんね。
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一方で、日本人が自然に残してきた「リアル」で「フィジカル」なものの良さが見直されるきっかけにもなっていることを忘れないようにしたいです。
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