「Go To トラベル キャンペーン」は始まりますが、まだ長引く新型コロナウィルスの影響、気軽な海外旅行はまだ先の話になりそうです。
私は昨年は日本で仕事をしながら50カ国以上を旅したものの、今はどこにも行けない状態です。知人から「そろそろ海外にでも行きたいんでしょう?」と言われることもあります。確かに、私の周囲でもリスクを取ってビジネスでの海外渡航に踏み切っている人も少しづつ出て来ました(皆さん無事に帰ってきてね)
正直今は、外出せずじっくりと仕事や個人の活動に取り組む時間が持てて、これはこれで悪くないと思っています。ですが、もちろんこの状況は改善し経済活動も回復してほしいですし、また自由に海外を飛び回りたいなぁと思う気持ちもあります。
bermuda2006.hatenadiary.jp
旅好きの人たちの間では、新型コロナウィルスの影響が落ち着いたら、どこに行きたいかと言うような議論がSNS上で盛り上がっているようです。
そんななか、日本人ビジネスパーソンのあなたにとって、仕事の参考になりそうな旅の目的地を考えるヒントをくれる記事を目にしました。
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聖地巡礼の旅に出る?
「聖地巡礼」と言う言葉をご存知でしょうか?
アニメファンの間でよく使われるようです。ドラマやアニメの舞台となった、もしくはモデルとなった場所を実際に訪れてみる旅のことを指すようです。この巡礼という考え方・発想は、少し違った見方で旅の目的地選定のヒントを与えてくれるでしょう。
新型コロナウィルスの影響で放送が中断となっていたドラマに「SUITS」があります。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、このドラマはもともと米国で放映されていたものの日本でのリメイクです。私はこのドラマが好きで、オリジナルの米国版も、織田裕二さん主演の日本版も好きです。
(フジテレビより)
先日目にした記事では、オリジナルの米国版「SUITS」のロケ地はカナダのトロントだそうです。ニューヨークを舞台とするドラマですが、実際のロケはトロントだったんですね。
それを聞いてぴんときました。私はトロントは何度か訪れたことがあるのですが、これといって観光名物はあまりないかなぁと思う一方、地元の人にはすごく愛されている街で、私も気に入りました。そしてそんなトロントの意外と素敵だなぁと思ったが、ビジネス街です。高層ビルが立ち並ぶ、一見冷たい場所もトロント独特の雰囲気があり、少し暖かい空気感さえあるそんな街でした。
なのでニューヨークの代わりにトロントの街並みを使うと言うのは、ドラマのロケ地としては大いにありだなぁと思ったのです。これはつまり、トロントのビジネス街の魅力を知っている人にとっては、すぐに理解できるでしょうが、ニューヨークの代わりになりながら、それ以上の魅力さえ発揮してくれるそんな可能性がある街だからです。
トロントのビジネス街の魅力を言葉で表現するのは難しいのですが、先に触れたようにかっこよさと温かさを併せ持っている雰囲気があり、世界有数のビジネス街であるニューヨークのマンハッタンのミッドタウンに引けを取らないそんな存在になり得るなぁと思いました。
ロケ地にトロントを選択した理由は、コストや利便性など様々にあるのでしょう。しかしそこは米国のトッププロダクションが選定しただけの事はあります。ニューヨークの代わりとなりながら、それ以上に魅力を発揮してドラマを盛り上げてくれる…そんな舞台としてトロントを選んだわけです。
こうしてみるとなぜトロントがニューヨークの代わりに選ばれたのかと言う視点でいちど訪れてみるのも面白いかもしれません。
本当に居心地の良いビジネス街だったトロントの中心部。早くまた訪れてみたいものです。
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日本のトロントはどこ?
ちなみに、似て異なる例が日本にもあります。それはハリウッド映画、X-Menのシリーズ「ウルヴァリン:SAMURAI」。
ヒーロー物の映画で、特殊能力を持つ主人公が日本を舞台に敵キャラと戦うと言うストーリーなのですが、新幹線に乗って敵と戦いながらたどり着いたその先の駅、新幹線の大阪駅と言うことになっていますが、実際のロケ地は東海道新幹線の駅、広島県の福山駅でした。大阪駅の代わりとなる駅として福山駅がふさわしいかどうかは意見が分かれるところかもしれません。やっぱりハリウッドは日本のことをわかっていない、勘違いしている、と思う人も多いでしょう。
ですが実際に訪れてみて福山と言う街はなかなかに素晴らしい街でした。
(映画:ウルヴァリン:SAMURAI)
こうやって何かをきっかけにして、国内国外の新しい地位魅力のある場所を発掘してみるのも旅の楽しさでしょう。「Go To トラベル」のトラブルか問題…?(ため息)あー早く何の気兼ねも無く旅に行きたいですね。