とある週末の土曜日早朝、ロンドンからパリ・シャルルドゴールに移動し朝10時には高速鉄道TGVに乗って運ばれていました。目指す先は、最初の街ベルギーの首都・ブリュッセルです!
- 欧州出張中の週末、ロンドンからパリに移動する間に、週末の土日だけで欧州6カ国を巡った旅の記録
- 外資系エグゼクティブ達は、見聞を広め・現実から離れ自身と向き合う時間を求め・マネジメント能力を養うため率先して「週末旅」に出ている
- これにならい、過密スケジュールながら「週末旅」をひとつのプロジェクトとみなし実行
- 年間30ヵ国は旅するビジネストラベラーの【外資系2.0 旅行術」の旅行記お楽しみください
ヨーロッパ鉄道の旅を楽しむ
TGVと言えば鉄道好き・旅好きにはおなじみの長距離高速列車です。人によっては憧れとも言える列車体験のようです。私も今まで幾度となくパリからブリュッセルやロンドンの間を往復しましました。列車からの風景を楽しむのです。
今回は昨日の記事のように…窓際の座席の確保に失敗しています(笑)自分の座席の隣には窓側の席はひとりの少年が座っていました。でも車窓とは離れた通路側の席でも、電車から外の景色を楽しむ方法があるのです。
私もTGVに乘ると毎回楽しみにしているそれが…「Cafe車両(食堂車)」です。
TGVのカフェ車両にて
ここで思いがけず今回の旅で最初の「サッカートーク」となりました。
今回の旅の裏テーマは「2018年ワールドカップを振り返る旅」優勝~4位までの全ての国と、日本代表が対戦した全ての欧州の国を2日間で巡ります。私は実はそこまで熱狂的なサッカーファンではないのですが、当ブログでもビジネスで出会う相手とのアイスブレイクとしてサッカーをフォローしておくとよいとお伝えしておりますので…(笑)
私がカフェ車両に足を踏み入れた時には、車両内に他に客はありませんでした。カウンターでペリエを注文しクレジットカードで支払った際、マスター(?)から声をかけられました。クレジットカードの名義をみたようで「日本人か?」と。
そのカフェのマスターはフランス人だったようで、ほぼ開口一番「先の大会では健闘したのに残念だったな」と、知らない間にサッカーの話題です。本当にヨーロッパの人に多いパターンです。すぐサッカーの話題になる(笑)
TGVのカフェ車両の様子
世界遺産を眺めつつランチタイム
そうこうしているうちにブリュッセル南駅に到着~早速乗り換えて中央駅に降り立ちました。以前「緑色のパスポート」を持って仕事していたころ数週間滞在していたこともある街で、少々馴染みがあります。今回は実に3時間ほどの街中滞在です(笑)中央駅を後にして、何の迷いも無く観光客気分で中央広場である世界遺産グランプラスに向かいます。
ベルギーを代表する世界遺産「グラン・プラス」
ブリュッセルの中心部・旧市街地エリアはとってもコンパクトですので1時間もあればいろいろと散歩できて、世界遺産グランプラスや、小便小僧の像、聖二コラ教会、そして個人的にお気に入りのアート溢れる広場「芸術の丘」などをみることができます。
ふらふらと散歩しながら、グランプラス沿いのオープンテラスカフェに腰を下ろしサンドイッチとベルギービールで簡単なランチを取ることにしました。天気も良くて最高です!
ブリュッセルの街の中心部はこじんまりしているため「すぐに飽きてしまう」という人も多いのですが、私はこの歴史ある重厚な雰囲気と気軽に立ち寄れるコンパクトさがとても気に入っています。3時間だけの滞在で、こんなに存在感をみせてくれる街はなかなか無いのでは?
ヨーロッパに仕事で行かれるビジネスパーソンの皆さんに欧州主要都市からの「日帰りブリュッセル」滞在をお薦めしたいです。
本当に3時間竹の滞在で空港に
マジで短い滞在ですが、だから実現可能な「ヨーロッパ週末6か国巡礼の旅」
ブリュッセル空港も街中から近く、これも便利なのですが、今回は旅のルールのうち「今まで利用したことのないLCCを必ず一度は利用する」しばりがありました!(誰だそんなルール作ったの…私だよっ!)ベルギーから次の目的地スロベニアへの移動はハンガリーのLCC格安航空会社「Wizz Air」を利用するため、今回はメインのブリュッセル空港ではなく、郊外のシャルルロア空港を利用するため、一旦ブリュッセル南駅に戻りバスで空港まで向かいます。
この「ブリュッセル・シャルルロア空港」は、ほぼLCC専用の空港だけあって、建物も設備も簡素です。エアラインラウンジもなくあまりゆっくり過ごせる雰囲気ではありません。しかたなく空港カフェでお茶しながら搭乗時間を待ちます。ここでさきほど街中で食べるのを忘れていたベルギー・ワッフルを一応食しておきました(笑)
そしてここでまたまたトラブル発生!さすがLCCとでも言いましょうか、搭乗時刻になっても自分が乗るはずの機体がまだ空港に到着していません。結局2時間遅れてスロベニアの首都リュブリャナに向けて出発しました。まぁある程度想定されていたこととは言え、今回のタイトなスケジュールの旅行ではやっぱりちょっと痛いですよね。
本当なら夕方まだ明るいうちにリュブリャナに到着できるはずでしたが…(涙)
なんとか搭乗できた機内でふと思い出しました!あっベルギーの人とサッカーの話していない(笑)いやカフェの店員さんに注文し、駅員さんに道を聞いた以外短い滞在でベルギー人と話してなかったです(笑)せっかく健闘を讃えたかったのですが…。
今日のポイント
- 限られた時間でも旅を楽しめる場所がある
- 馴染みの街でも新たな行動パターン(今まで利用したことのない空港・航空会社)を試すことにより新鮮な視点を保つ
- 遅延等のトラブルを前提としたスケジュールを組むべし?