前回は英単語の新しい言葉「KONMARI」についてご紹介しました。
日本人の片付けコンサルタント近藤麻理恵さんが語源となっているのですが、今や英単語として米国で定着した感すらあるこの言葉、私自身米国人からこの話題を振られたことが何度かあります。日本と言えば…というふうにもなっており、日本人なら是非抑えておきたい言葉となっています。
さてそうしてKONMARIの話題を振られ「ああ知ってる」となり、話題が盛り上がってきたとき、続いて必ず出てくる「別の言葉」があるのです。してそれは正にこのKOMMARIメソッドの深さを表現する言葉として知られています。その言葉とは…
Spark Joy = トキメキ
KONMARIメソッドが単なる整理収納ではなく、より深い意味レベルの取組であることを表す象徴的な言葉となっています。
日本語の「トキメキ」を外国語で表すには難しそうだと思っていますが、Spark Joy と表現され、米国ではかなりの流行語となっています。
では、そもそも米国人をキュンキュンとときめかせているKONMARIメソッドとはどのようなものなのでしょうか?
ときめきを探せ!KONMARI整理収納術はこんなにすごい!
まず素晴らしいのが非情に戦略的であり、一方で感情的でもあること。
KONMARI整理収納術のおおまかな流れとしては…
- 全てを対象として可視化する
- 徹底的にカテゴリー分けする
- 「ときめくかどうか」で捨てる・残すを判断する
- 判断したら徹底して実行する
これはビジネスのプランニングにも共通するところがあるなぁ~と深く納得させて頂きました。
現状把握が正確じゃないと、どんなゴールを設定してもそこに行きつくためのプランが立てられません
正しいプラン策定のためには部分的ではなく全てを対象に可視化しないといけません
プランを立てたらとにかくアクションを起こし実行しないといけません
そして…判断する際ににしっかり感情を入れるということろが教務深いなあ~と思いました。合理的な判断も大事ですが、人間ですので感情が大事なところもありますよね。感情が動かないことに行動は起こしにくいですもんね。
近藤さんの素的なキャラクターも相まって、自分でも挑戦してみようと思わせてくれる素晴らしいメソッドですね!
Spark Joy が全米で拡散中?
そしてこの「ときめき」というモノへの感情が日本的というか…アミニズムの背景を感じました。我々日本人であればなんとなく理解できそうなものですが、これがまさか米国でうけるなんて!
言うまでも無く今やSNSの時代です。特にTwitterにより日常のふとした発見を気軽に手軽に世界中に発信できるようになっているわけですが、今この「Spark Joy(トキメキ)を見つけた!」という投稿がたくさん拡散されています。?
日本人であれば誰もが時々感じるキュンとくる感覚は、恐らく人類共通ながら「トキメキ」という概念は日本人だけのものだったのかもしれません。それがSpark Joyという表現により英語圏の人々に感覚として定着しつつあるようです。
人間であれば誰もが感じるであろうことですが、改めて日本初の概念により再定義され世界中で認識されているなんて、なんとなく素敵なことだと思います。
是非アナタもご自身の感じる「トキメキ」を「Spark Joy」と再解釈して認識しなおし、発信して外国人の方と大いに語り合っていただければと思います。
日本人ビジネスパーソンが今押さえておきたい英語の言葉と概念として「KONMARI」「Spark Joy」をご紹介しました。
【外資系グローバルコミュニケーション術】