今日本人が注目すべき都市「バンガロール」とは!?
(画像:平井堅)
世界が熱い視線を注ぐインドの都市バンガロール
世界の反応に反して日本では注目度がイマイチ・・・
しかしそこに本当のチャンスがあった!
行って来ました。
この目で見てきたこと、外国人の友人から聞いたことを含めてレポートします。
第1章. 21世紀型の爆発的発展
第2章. 世界が注目する理由
第3章. 日本で知られていない理由
第4章. 日本人として何をすべきか?
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今日は「第2章:世界がバンガロールに注目する理由」をお届けします。
(第1章. 21世紀型の爆発的発展)
昨日は、バンガロールの自発的発展について、
そのユニークなアンバランスさについてお話しました。
空港がピカピカに整備され、ITパークでは、オフィスビルに
世界的ブランドショップ等のショッピングモールが併設され
世界中の料理が味わえるレストランが立ち並びます・・・。
少し郊外に出れば、舗装すらされていない土ボコリの道路に
人と同じように牛が闊歩しているのどかな風景が広がります。
優秀なビジネスパーソンがオフィス街を歩く一方で、
英語の分からないUBERドライバーの身勝手な行動により
途中で勝手に車降ろされるなどのトラブルにも遭遇・・・。
この二面性がバンガロールの特徴であり魅力なのです。
< 欧米人にとっての意外な印象! >
前回インドは文化が強く、日本人にとっては「好き/嫌い」が
はっきりと別れやすいというお話をしました。
そのアクの強い文化にひかれハマる人がたくさんいる一方で、
どうも苦手で抵抗感があり、お腹を壊すからという理由で
出張すら避けるような人もいるくらいです。
(画像:アルナーチャラムより)
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同じアジアの日本人にとっても、こんなにクセのある国だから
きっと欧米系の人たちにとってもさぞかし難しくてハードルが
高い国なんだろうな~ と思いますか・・・?
インドの印象について数人の欧米人の友人に聞いてみたところ
(英国人・オーストラリア人・米国人)
意外な答えが・・・
彼らにとってインドは比較的居心地がいい国なのだそうです…!
え!あの独特の文化や、スパイス料理に、ほこりっぽい空気も!?
『だって英語通じるし・・・』
まあ確かに英国人にとってはかつての支配していた国ですしね。
言葉が通じない日本に比べても居心地がいいのかもしれません。
(彼らにとっては日本も「文化が強い」のかもですね)
日本人としての感じ方は違うかもしれませんが、
彼らにとっては少なくともバンガロールは生活に必要なインフラが
全て整っておりモダンな近代都市なのです。
仕事し易いと感じる人も意外と多いようなのです。
日本人が知らない間に発展してきているバンガロール
世界的大手企業が注目し続けているもうひとつの理由は
彼らのオペレーションがすでにグローバルだからです。
本家シリコンバレー と
実際つながっている。
例えば、シリコンバレーのIT企業の中には開発スピードの
確保のためバンガロールにオフショア開発を置き、
米国本社と同時にバンガロールでも開発作業を進めている
ところがあります。
時差もあって24時間作業が継続されるという体制なのです。
この場合も共同作業を行うにあたり、インド人は英語がわかり
優秀なエンジニアが多いので、話が早いそうです。
共有されるということです。
(画像:フォーブスジャパンより)
新しい技術が、その後日本に伝えられるのです。
特定の分野においてはある意味日本より進んでいると言われる
理由はここにあります。我々日本人がシリコンバレーを見るのと
同様にバンガロールをフォローすべき理由はここにあります。
< 優秀な人材を集める強力ブランド >
インドという国は人口ボリュームを抱えていることもあり
元々優秀な人材が多い地域とされてきました。
Adobe、Google、Microsoft 等の世界的大手企業のCEOは
今や全員インド出身。一時期ソフトバンクもそうでした。
ただでさえインドの大学は多くが専攻は医学か工学とも
言われており、エンジニアの数は元々多いのですが、
特に南インドは数学者を多数輩出しており、
優秀な学生が多いという評価のようです。
(かつてのインド人F1ドライバーの2人:Top Newより)
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それに加えて世界中の企業がこの街に集まってきており
そのブランド力で更に多くの人を引きつけるのです。
また大企業の進出に加え、スタートアップ企業が多い
とされるポイントのひとつです。
日本人には知られていないが「ブランド化」している。
IT関係の見本市、スタートアップ企業のイベント
本家シリコンバレーと人的交流も加速しているのです!
ではなぜ日本人にはそこまで知られていないのでしょうか?
あまりメディアで取り上げられることも少ない気がします。
実はそこには驚くべき理由があったのです!
明日詳しくお話します。